【知ってる?】第一子の育て方5選!特徴と気を付けたい事も解説

第一子 育て方

上の子可愛くないな‥‥

いつも、下の子を叩いて困っている

下の子が生まれる時に第一子がちょうどイヤイヤ期に差し掛かっていたり、赤ちゃん返りをしていたりと親を困らせる行動をとることが増えてきますよね。

どうして下の子はいい子なのに第一子は私をこんなに困らせるんだろう…と感じていませんか?

同じ親から生まれたきょうだいですが、生まれた順番・家族としての位置関係が違うため、全く同じ量の愛情を受けて育つことは不可能です。

そこで、今回は第一子の特徴とそれからわかる育て方を家族療養カウンセラーの私が解説していきたいと思います。

今回の記事内容
  • 第一子の特徴
  • 第一子の育て方
  • 普段から気を付けたい事

心理学者の3大巨塔であるアルフレッドアドラーは家族構成と子ども時代を把握するだけで、現在の「性格」を明らかにすることができるとまで言っています。

つまり、第一子の特徴を先に把握しておくことで性格が分かり、育て方も分かります。

特に以下のようなことに悩んでいる人によんで欲しい内容です。

以下の人向けの記事
  • 第一子が可愛くない
  • 下の子が生まれて第一子の赤ちゃん返りがひどい
  • 第一子が困ったことばかりする

この記事を読むことで、第一子の本当の気持ちとどう対応したらいいのか分かり、もっと第一子を可愛く感じられるようになります

ぜひ一読いただければ幸いです。

目次

第一子の特徴|5つ

第一子は親の愛情を独占した経験がある唯一の子どもです。そこから様々な特徴がわかります。

アルフレッドアドラーの本にこのような記載がありました。

第一子は初めての子として両親の愛を独占する。
しかし、第二子の誕生と共に突然「王座と特権」を奪われるのだ。
その後、かつての「帝国」を取り戻そうとするだろう。

つまり、第一子のいい行動も困った行動も、お母さんの愛情を取り戻そうという気持ちからきているということです。

第一子の特徴は以下の5つです。

第一子の特徴

1.「1番」に執着する
2.リーダシップを発揮する
3.「まじめで良い子」が多い
4.責任感が強い
5.1人で我慢し耐えようとする

次から詳しく説明していきます。

1.「1番」に執着する

1番にこだわる傾向があります。なぜなら、第一子は親の愛情を1人で独占した経験がある唯一の子どもだからです。

第2子の誕生と同時に親の愛情を1人で独占していた環境が一変します。そのため、親からの愛情を再び得ようと必死になり、「1番」に執着する傾向があります。

ただし、間違った方向に進むと、問題行動を起こして1番を勝ち取ろうとするので注意が必要です。

2.リーダシップを発揮する

年長で体格や知能においても他のきょうだいより優れているためリーダーの役割を担います。

小さいころからきょうだいのリーダーとして生活しているため、大人になってからもリーダーシップを発揮します。

3.「まじめで良い子」が多い

親の評価を得ようと考えているため、まじめでいい子が多い傾向があります。

いい子でいようとするあまり、理想主義や完璧主義になりがちです。

「自分はいつも一番優れていなければならない
「いつも正しくなくてはならない

といつも自分の中で「〜しなくてなならない」と厳しいルールを決めて、高い目標に対して過剰に頑張ったりしてしまいます。

4.責任感が強い

きょうだいのなかでリーダー的存在のため、自然と責任感が強くなる傾向です。

親から下のきょうだいの面倒をお願いされたり、下のきょうだいから勉強を教えて欲しいとお願いされたりします。

その結果大人になっても、責任感が強い傾向です。

5.1人で我慢し耐えようとする

まじめで頑張り屋の第一子は困ったことがあっても1人で抱えこみ我慢する傾向があります。

責任感が強く、親に迷惑をかけてはいけないという気持ちから、困りごとがあっても相談できません。

お兄ちゃんだから我慢しないと…

お母さんは忙しいから僕が頑張らないと

結果的に一人で我慢して耐えようとする特徴があります。

第一子の育て方

いつもお母さんの役に立ちたいと考えている第一子です。しかし、自分のお母さんに貢献した行動を認められないと問題行動をとって注目を集めようと考えはじめます。

問題行動をとられると親は疲弊し、更に第一子を可愛く思えなくなっていきます。

しかし、しっかりと自分の行動を認められ、感謝をされて育つとリーダーシップを取れる子、努力ができる子、頼りになる存在へと成長します。

第一子の特徴を踏まえ以下の3つの育て方がおすすめです。

第一子の育て方
  1. 努力を感謝で伝える
  2. 叱るときは別室で
  3. 2人だけの時間を作る

次から、1つずつ解説していきます。

1.努力を感謝で伝える

手伝ってくれる第一子の努力を常に感謝で伝えていきましょう。努力したことを認められ、感謝されることで、「ママはぼくを見てくれている」と感じることができ、貢献感も感じられるからです。

まじめでいい子の第一子はお母さんが困っていたらなにかお手伝いをしたいといつも考えています。

第一子から以下のように言われたことはないですか?

「ママ大丈夫?ぼくがやってあげるよ」
「お皿さげておくね」
「○○くんのオムツ取ってくるね」

これは、いつも大好きなお母さんに見て欲しい、役に立ちたいと考えているからです。

この努力を「〜してくれてありがとう。ママとっても助かったよ!」と感謝の気持ちを伝えてきましょう。

2.叱るときは別室で

他のきょうだいがいない別室で叱りましょう。なぜなら、第一子はリーダー気質のため他のきょうだいの前で叱られるとプライドがズタズタにされてしまうからです。

叱るときはいきなり感情的にしかるのではなく、第一子の気持ちに共感してから、ダメなコトを伝えていきましょう。

叱り方以下の投稿に詳しく書いてありますので、ぜひ一読ください。

3.2人だけの時間を作る

2人だけの時間をつくり甘えさせてあげましょう。第一子は自分からお母さんに甘えることが下手だからです。

お母さんに迷惑をかけてはいけない、下の子に甘えているのを見られるのは恥ずかしいと思っている第一子は本当は大好きなお母さんに甘えたいけど我慢している状態です。

なので、あえて2人だけの時間を作りましょう。

第一子とだけの時間をつくることで、「お母さんは自分のことを見てくれている」という気持ちになるからです。

とはいえ、このような疑問はありませんか?

1日どれくらい2人の時間をとったらいいの?

その時間は何をしたらいいの?

これだけ取れば大丈夫という明確な時間は存在しませんが、1日10分でもいいと私は感じています。2人だけの時間に第一子の興味・関心をもっていることを一緒にやってあげましょうそれだけで、第一子の心は満たされていきます。

6歳までの子どもは、自分のやっていることを親とシェアしたいと思っています。

「みてみて、こんな恐竜つくったんだ!」「こんな面白いお城つくったよ」と常に自分のやっていることを教えてくれます。これはほめて欲しいのではなく、親にただ見てもらいたいだけなのです。

興味・関心をもっていることを一緒にやる、見てあげるだけで子どもの心は満足します。

2人目が生まれて大変な時期ではありますが、第一子とだけの時間を作ってみてください。

第一子育てる時に気を付けたいこと3選

第一子の特徴を踏まえ普段の生活で気を付けたいことがあります。

気を付けたい事は以下の3点です。

気を付けたい事3つ
  1. 否定する
  2. 感情的に叱る
  3. 他のきょうだいと比べる

1つずつ解説していきます。

1.やっていることを否定する

やってくれたことを「やめて」などと否定することはやめましょう

お母さんが喜んでくれると思ってやったことを認められずに、「やめて」と否定されると、次は問題行動を起こして注目を集めようと考えはじめます。

更に、否定されることで自分はだめな子だとマイナスのセルフイメージがついてしまうからです

否定して育てると百害あって一利なしというほどいいことはありません。

とはいえ、忙しいときに「手伝ってあげる」などと言われて困ってしまうこともありますよね。

その時は「今は大丈夫」と否定するのではなく、その子が簡単にできそうなことを代替案としてお願いしてみましょう。

例えば、ご飯をつくるのを手伝いたいと言われて時間や余裕がないときは、「お皿を並べてくれる?」「おはしを並べてくれる?」などとお願いしてみましょう!

そして並べ終わったら、「ありがとうね!助かったよ」と感謝の気持ちもしっかりと伝えていきましょう。

否定するのではなく、それに代わる何かを探してみてください!

できたとき感謝された時、貢献感・自信、やる気などといった非認知能力がぐんぐん育っていきます

非認知能力の育て方を知りたい人は以下の記事を一読ください。

2.感情的に叱る

感情的に叱ることはやめましょう。

下の子が生まれて、体力的にも精神的にもつかれていると思います。しかし、感情的に叱ってしまうと、子どもの自己肯定感が下がってしまいます。そして、親の顔色をうかがう子どもへと成長します。

それを避けるため、感情的にしかることはおすすめしません。

しかし、人間なので、感情的になることは必ずあります。生命の危機を感じると攻撃することは、生きていくために遺伝子に組み込まれている本能だからです。

なので感情的になることは仕方のないことだと思います。しかし、感情的に叱ってもいいということではなくて、叱った後にどう対応するかが大切になっていきます。

感情的に叱った後は必ず理性を取り戻します。その理性を取り戻し落ち着いてきた時に、なぜ感情的に叱ってしまったのかを振り返るクセをつけてみて下さい。

「なんで怒ってしまったんだろう?」と振り返るだけで自ずと次からの対策が考えつくはずです。

感情的に叱ってしまった自分を否定するのではなく、なぜ感情的に叱ってしまったのかを振り返ることを意識してみてください。

3.他のきょうだいと比べる

他のきょうだいと比べることはやめましょう。

こんな風に下の子と比べてしまって、第一子を可愛くないなと感じてしまってませんか?

いつも困らせる行動ばかり、それに比べて下の子は静かでいい子

なんで下の子を叩くんだろう

どうしても下の子は小さいため、可愛く見えたり、ケンカしていると下の子が可愛そうに感じたりすると思います。そして、第一子が下の子を叩いたりすると、小さい下の子を守ろうと下の子をかばったり、第一子を責めたりすることがあるかもしれません。

しかし、思い出して欲しいのですが、第一子は他のきょうだいの誰よりもまじめで頑張り屋です。そして誰よりもお母さんの事が大好きです。

下の子を叩いたりという可愛くないと思っている行動は、もしかしたら大好きなお母さんに注目されたいという気持ちからきているものかもしれません。

第一子の本当の気持ちは「ママから注目されたい」「ママから愛されたい」という気持ちです。

ママに注目されたい

ママから愛されたい

第一子がこんなことを考えてると思ったら、だんだん可愛く感じてきませんか?

「いやいや平等に育ててるよ」と感じている方もいると思います。しかし、性格の差、体格の差、知能の差があるきょうだいを同じように接することは誰もできません。

(下の子と比べて)第一子は可愛くないな…

と感じたら、第一子の本当の気持ちを思い出してみてください

第一子はほかのきょうだいよりもお母さんが大好きで、いつもお母さんの役に立ちたいと考えています。

第一子は責任感が強くリーダーシップを取れる子どもへと成長する

第一子はお母さんが大好きで常に注目して欲しいと考えています。

第一子の特徴は以下の5つです

第一子の特徴5つ
  1. 「1番」に執着する
  2. リーダーシップを発揮する
  3. 「まじめで良い子」が多い
  4. 責任感が強い
  5. 1人で我慢し耐えようとする

その特徴を上手に育てることができれば、第一子は責任感が強くリーダーシップを取れる子どもへと成長します。

下の子が生まれて大変な時期だと思います。第一子が可愛くないなと感じた時には、第一子は他のきょうだいの誰よりもお母さんのことが大好きだということを思い出してもらえたら幸いです。

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この記事を書いた人

【子育て系保有資格】
自己肯定感アップカウンセラー
家族療養カウンセラー
チャイルドカウンセラー
チャイルドコーチングアドバイザー
問いかけ型スペシャリスト
知育レクリエーションインストラクター

【その他資格】
薬剤師

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