子どもが宿題をしなくてイライラする
いつも部屋を片づけなくて怒鳴ってしまう
子育てをしていると、子どもの予想外の行動や自分の意に反する行動に苛立ちを感じてしまうことも多いと思います。
私もイライラして怒鳴る子育てを手放せない親でした。
子どもを感情的に叱ることで親の顔色を伺うようになり、自分は何やってもダメだと自己肯定感まで低くなってしまいます。
しかし、今回紹介する方法でイライラを手放すことができたら、子どもと笑って毎日を過ごせることはもちろんですが、夢や目標へ向かう子どもへと成長します。
イライラは百害あって一利なしと感じています。
イライラしたくないのに怒ってしまって自己嫌悪になっているママにぜひ見て欲しい内容です。
- なぜ子育てのイライラが湧き出る?
- イライラ子育て脱却のメリット3選
- イライラ子育てのデメリット3選
- イライラ脱却方法5ステップ
- イライラを手放す3つの習慣
- 怒りそうになったときの対処法3ステップ
イライラから解放され、どんなことでも話し合える親子の信頼関係を築きましょう。
なぜ子育てのイライラが湧き出る?本当の理由はこれ
子どもの行動に注意することも、宿題をしない子どもを見てイライラしてしまうのも全て、その子が将来生活に苦労しないようにという親の愛情と責任からです。
他人の子どもにはそんなことでは苛立ったりしないですよね。なぜなら、責任がないからです。
つまり、子どもの将来に対する不安や焦りという感情からイライラが溜まり、怒りとして爆発してしまうんです。
子どもにイライラして怒ってしまったと自己嫌悪になっているお母さんに知って欲しいことは、イライラする本当の理由は責任感が強く、愛情深さからきているいうことです。
イライラ子育て脱却のメリット3選
イライラしない子育てをすると以下の3つのメリットがあります。
1.信頼関係が築ける
2.自分をもっと好きになる
3感情のコントロール方法を教えられる
親自身がイライラから脱却すると、子ども自身もイライラしない穏やかな性格になります。怒りに振り回されず、人間関係が良好になり仕事でも成功を収めるでしょう。
メリット3つを詳しく見ていきましょう。
1.信頼関係が築ける
イライラする子育てを手放すと、親子の信頼関係を築くことができます。
なぜなら、イライラしないことで、子どもの声に耳を傾けることができ、子どもが「ママから愛されている」という感情を抱くことができるからです。
いつもイライラして子育てをしていると、「ママは怒っているから今日は話さないでおこう」と考え、それが続くといつの間にか親に話さないことが当たり前になってしまいます。
ママはイライラしてるし、話さないでおこう…(本当は聴いて欲しいけど)
親に話さないことが何が怖いかというと、子どもの気持ちに気付けないということです。
例えば、いじめに合っていて学校に行きたくないと思っている子どもがある日突然、「学校に行かない」と言い始めると、親としてはどうでしょう?
学校に行かない
なんでもっと早く言ってくれなかったの?
「なんでもっと早く言ってくれなかったの?」と感じてしまうかもしれません。
子どもは言ってくれなかったのではなく、親に気を使って言えなかったのです。
まだ不登校なら命に問題はないためいいですが、これが発展すると親に何も話すことなく自殺をするということも考えられます。
そのような悲惨な事態を防ぐためにも、親自身がイライラをコントロールし、子どもの声に耳を傾けましょう。小さいうちから信頼関係を築くことはとても大切です。
そんな大げさなという声も聞こえてきそうですが、実際に文部科学省が発表している「コロナ禍における児童生徒の自殺等に関する現状について」によると、自殺の原因として3位に親子関係の不和が挙げられています。(※)
ちなみにの上位に上がっていた自殺原因は以下3つです
- 進路に関する悩み
- 学業不振
- 親子関係の不和
進路に関する悩みや学業不振に関しても親子の信頼関係が築けていれば、子どもが安心して親と話し合うことができ、勇気づけられ、自殺までにいたらなかったと感じます。
(※)参考:「コロナ禍における児童生徒の自殺等に関する現状について」
2.自分をもっと好きになる
イライラしない子育てを実践すると自分自身をもっと好きになれます。
イライラしたとき、いつも何て自分に声をかけていますか?
「イライラするなんてみっともない」
「どうしていつもイライラしちゃうんだろう…」
「大人なのにまた子どもにイライラしてしまった」
なんて声をかけていませんか?
この声掛けをしていると、自分自身を否定していることになり、幸せを感じることができません。
しかし、今回紹介するイライラ脱却方法のステップ1では自分を許してあげることからはじめます。
どんな自分も自分なんだと許してあげることが幸せを感じられる第一歩になり、だんだん自分のことが好きになっていきます。
イライラ子育てを抜けると、もっと自分自身を好きになり、ワクワクした自分の人生を送ることができます。
3子どもに感情のコントロール方法を教えられる
イライラから脱却することは、湧き上がる負の感情をコントロールすることに繋がります。
また、自分の感情をコントロールする方法を学ぶと子どもにも教えることができます。
感情をコントロールするメリットは以下の3つが挙げられます。
- 人間関係に悩まない
- 人から信頼される
- 目標を達成できる
つまり、感情をコントロールする方法を学ぶことで、周りの人と協力しながら、夢や目標を達成できる人になれます。これらは成功している人が持っている非認知能力の高い人の特徴です。
感情をコントロールし、夢や目標を達成できる人を育てましょう。
非認知能力の育て方はこちら
イライラ子育てのデメリット3選
イライラ子育てが続くと以下の3つデメリットがあります。
1.健康に悪い
2.自己肯定感が下がる
3.親子関係が壊れる
イライラが続くと、子どもだけでなく、親自身も疲弊し毎日を楽しく過ごすことができません。
どんな悪影響があるのか1つずつ見ていきましょう。
1.健康に悪い
イライラが溜まり、ストレスを過剰にためてしまうと、心身に影響が出てしまいます。ストレスがたまると以下の2種類のストレスホルモンが上昇するからです。
- アドレナリン:頑張るストレスホルモン
- コルチゾール:我慢するストレスホルモン
アドレナリンは頑張っている時に出るホルモンです。適度ならいいパフォーマンスを発揮しますが、過剰に分泌されると、身体に負担がかかります。例えば、血圧上昇を引き起こし、脳出血などを引き起こす危険性があり命に関わってきます。
また、コルチゾールは我慢しているときに分泌されるホルモンです。これも普通の量なら問題ありませんが、過剰に分泌されると、心に負担がかかり、落ち込みや不安などを引き起こし、慢性化するとうつ病になる可能性も出てきてしまいます。(※)
2.自己肯定感が下がる
イライラする子育てを続けると親子揃って自己肯定感が下がってしまいます。
なぜなら、否定ばかりする子育てになるからです。
イライラするときは大抵、子どもがやって欲しくない行動を取るなどの注意をする場面です。
注意ばかり受けている子は必然的に「自分は何やってもだめだ」と考えるようになり、さらに親から毎回のように注意されるため「お母さんから愛されていない」と感じてしまいます。
自分は何やってもだめだ
お母さんから愛されていない
また、イライラしている親自身も自己肯定感が下がります。なぜなら、イライラした自分を否定し、責めているからです。
自己肯定感は人生で一番大切な心の土台です。
イライラすることでこの自己肯定感が崩れてしまうことは人生で大きな損失です
イライラから脱却することで、自己肯定感も上がっていきます。
今回紹介するイライラ脱却方法でイライラから解放され、自己肯定感を高めていきましょう。
自己肯定感についてさらに知りたい人はこちら
→内部リンク
3.親子関係が壊れる
イライラすると親子関係は壊れます。なぜなら、イライラしている親に怯えはじめ、次第に子どもがご機嫌をとってくる上下関係になってしまうからです。
こんな経験はないですか?
職場でいつもイライラして八つ当たりしてくる上司に嫌気がさしている。
いつも上司がイライラしているため、腫れものに触るようにご機嫌をとったり、今日は何で怒られるんだろうと不安になったりした経験はありませんか?
こんな状況で上司と信頼関係は築けていますか?
答えはNoですよね。
上が下を見下すという上下関係に信頼関係は生まれません。
これは子育てでも同じ状況を作り出しています。
いつもお母さんがイライラしていると、何について次怒られるのか、どうしたら怒られないのか子どもは常に不安になり、親のご機嫌を取るように顔色を伺うようになってしまいます。これでイライラは収まるはずもなく、ご機嫌を取ってくる子どもに対して更に爆発します。
このように、上の立場として親がいて、下の立場として子どもがいる関係では、信頼は築けず、親子関係が壊れてしまいます。
子育ての抑えられないイライラ脱却方法5ステップ
イライラを手放す方法を以下の5ステップで紹介していきます。
1.イライラした自分を許す
2.イライラの原因を言語化する
3.それは誰の問題なのか分析する
4.叱るときのルールを決める
5.次同じことが起こった時の対応を考えておく
これは怒りがこみ上げた時ではなく、少し時間が経ち気持ちが落ち着いた時に行って欲しい方法です。
ワークもついているので、ぜひ気持ちが落ち着いた時にやってみてください。
ワークをプリントアウトして、自分に素直な気持ちをどんどん書いていきましょう。
ステップ5までやりきった時には気持ちがイライラの気持ちは吹き飛んでいるはずです。
それでは1つずつ解説していきます。
1.イライラした自分を許す
まずはイライラした自分を責めないで下さい。
イライラするとは感情です。感情は人間に備わっている危険を察知する本能のため変えられません。危険やストレスを感じたときイライラすることで、「この環境は危険だよ」と本能が知らせてくれている合図なのです。過度なストレスを継続的に受けることで、生きていくパフォーマンスが落ちていき、心の病を患ってしまう可能性もあるからです。
なので自分を否定したり責めたりしても何も始まらず、どんどん自己肯定感が下がっていくだけです。
イライラして子どもを怒ってしまった時、自分になんて声をかけていますか?
「子どもを感情的に叱るなんて大人げない」と言ってませんか?
自分の心の中には2人の親子が住んでいます。
- 1人は厳しくしかる親
- もう一人は無邪気にはしゃぐ子ども
何か失敗した時に、自分の心の中にいる親が厳しく失敗した子どもを叱っています。
まずはイライラした自分を許し、認めてあげてください。
許す方法は以下の様につぶやくことです。
イライラしたんだね。人間だから仕方がないよ。
この様につぶやくことで、自分の中にいる厳しい親が、自分の中にいる子どもを許すことができます。
ここで重要なことは、イライラするという感情は変えられないけど、その先の行動は変えられるということです。
感情は変えられない。しかし、その先の行動は変えられる!
次から感情をコントロールするために、自分の行動を変える方法を解説していきます。
2.イライラの原因を言語化する
なぜイライラしているのか原因を探りましょう。
なぜなら、イライラという感情は別の感情とくっついて存在するからです。
イライラとくっついている感情を探ることで、イライラの本当の理由や目的が見えてきます。理由や目的が分かることで、モヤっとした感情から解放されスッキリします。
ここでは、子どもが宿題をしなくてイライラする人の本当の理由と目的を探っていきます。
探し方は簡単です!
「なぜ?」を腹落ちするまで繰り返し質問することです。
以下の例では、なぜイライラするのか原因を探っていきましょう!
(例) 子どもが宿題をしなくてイライラする。
Q1.なぜ?
子どもがテストで悪い点をとってしまうから。
Q2.なぜ悪い点を取ったらイライラするの?
成績が落ちて、将来困るんじゃないかと不安だから
Q3.なぜ成績が落ちたら将来困るの?
行きたい大学へ行けず、就職できない可能性があるから
Q4.なぜ就職できないと困るの?
生活できないから。
Q5.イライラして怒った本当の目的は?
将来子どもが1人で生きていけるようになって欲しい
Q6.Q1のときと違ってQ5で生じた感情はどんなもの?
不安。将来子どもが1人で生きていけるか不安。
このように「なぜ?」を何度も繰り返し質問していくことで、自分の本当の感情や目的にたどり着きます。
ここからワークをプリントアウトできるので、ぜひイライラして怒ってしまいもやもやしている時やってみてください。
ただし、気持ちが落ち着いている時にこのワークは行ってください。
イライラしている真っ最中は思考が停止しているので、なぜ?を考えることができません。
3.誰の問題なのか分析する
ステップ2でイライラの理由や目的がはっきりと分かったら3ステップに入ります。
今回イライラしたことは、本当に自分の問題なのかということを考えていきます。
どういうことかというと、子どもの問題を勝手に親自身の問題と考え、勝手にイライラして怒ってしまっているということです。
例えば先ほどの例で考えると、
現状:宿題をしない子どもにイライラする
叱る目的:将来子どもが1人で生きていくこと
このまま宿題をせずに困るのは子どもです。将来子どもが1人で生きていけるかどうかは子どもの問題であって、親の問題ではないからです。
こういうと、どこか冷たく感じると思いますが、子どもの宿題をやるという行動までは親が関与する必要はありません。
じゃあどうするのかというと、子どもに決めさせることです。
子どもは宿題をしなくなった先のことまでは予測がつきません。なので、宿題をした未来としなかった未来を教えてあげます。
- 今は大変だけど、頑張って宿題をした未来を教えるもしくは考えさせる
- このままずっと、宿題をしなかった未来を教えるもしくは考えさせる
教えたうえで、どっちを決めるかは子どもの判断に委ねます。
ただし、脅した言い方や圧力をかけるなどはしないように注意してください。子どもが委縮して、宿題をやるという選択肢しかなくなってしまい、自己決定力が身につかなくなるからです。
自分で決めることで、自分の責任となり、自分の人生を歩んでいけます。
自分の問題か子どもの問題かを考える方法としては、それを続けた時に不利益を被るのはどちらなのかを考えることです。
ここでもワークを用意したので、ぜひやってみてください。
4.叱るときのルールを決める
叱るときのルールを決めることで子どもとの信頼関係を築くことができます。
なぜなら、気分で叱らないため、子どもからしたらやっていいこと悪いことの判断がつきやすいからです。
厳しさの中に優しさがある親と思われ、自分のために怒ってくれていると子どもが感じることができます。
逆に気分で叱る親は信頼関係を築けません。なぜなら、子どもからしたらどこで叱るのか分からず、常に親のご機嫌を伺う性格になってしまうからです。
ルールを決め、それに反したときはしっかりと注意することを心がけましょう!
叱るべきポイントは以下の3点と家庭のルールを考えることがおすすめです。
叱るべきポイント
- 命の安全を守るとき
- 道徳に反しているとき
- 健康を害するとき
叱るべきポイントをベースに家庭のルールを決めていきましょう。
我が家の場合は、ご飯を残した時に叱ると決めています。なぜなら、ご飯を残さず食べることで、食材を作ってくれた農家の人、料理を作ってくれた人に対する感謝の気持ちを表現することにも繋がるからです。
ただし、以下の2点に注意してください。
- 叱るルールはたまに見直す
- その子や環境にあった叱るルールを作る
決めたルールでもその子にとっては難しかったり、ハードルが高かったり、逆に簡単過ぎたりする場合もあるからです。
家庭のルールを作るということをぜひやってみてください。
自分自身も叱るポイントが明確になり、イライラが激減します!
叱るときに大切なことは伝え方です。
伝え方を間違えると、子どもは自信を無くし「自分はできない」というマイナスのセルフイメージがついてしまいます。子どもに伝わる叱り方を詳しく知りたい方は以下の記事を一読下さい。
心に響く叱り方を詳しく知りたい方はこちら
5.次同じことが起こった時の対応を考えておく
もし同じ状況が起こってしまったら、どんな対応をするか考えておきましょう。
脳は【AのときBをする】と方程式を作っておくことで、それ通りに行動する性質をもっているからです。
イライラして怒ってしまうときは思考が停止している時です。そんなときでも使えるのがAになったらBをするという方程式を作っておくことです。
例えば、宿題をしない子どもをみてイライラしたら、「深呼吸+○○くんなら大丈夫とつぶやく」と決めておきます。そうすることで、脳が勝手に大丈夫と考えはじめます。
ここでのポイントはイライラしたらポジティブな言葉をつぶやくように決めておくことがおすすめです。
ポジティブな言葉を発することで脳がポジティブなことを考え始めるからです。
子育てのイライラを手放す習慣3選
イライラしない習慣を3つ紹介します。
1.睡眠をしっかりととる
2.口癖を変える
3.自分を大切にする
誰でも簡単にできるのでぜひ、取り入れてみてください。
それでは1つずつ説明していきます。
1.睡眠をしっかりとる
睡眠をとることで感情のコントロールが簡単にできます。
脳は疲れていると感情のコントロールができずに、すぐに怒ってしまったり、イライラしてしまったりします。
脳を休ませる簡単な方法は睡眠をとることです。
子育てをしていると子どもが昼寝をしている間に、家事をパッパッと済ませようなどと考えてしまいがちですが、子どもと一緒にお昼寝をすることがおすすめです。
しっかりと睡眠をとることで、脳がリフレッシュでき、ちょっとやそっとのことでイライラしない体質へと変わります。
2.口癖を変える
「〜すべき」という口癖を「〜してくれてありがとう」という口癖に変えてみてください。
なぜなら「〜すべき」という口癖の人は自分の常識を人にあてはめている可能性がありストレスをためやすいからです。
「〜すべき」を使う人は、責任感や正義感が強い人が多い傾向です。また、能力が高いのも特徴の1つです。
自分は簡単にできるから、人もできるだろうと考え、「〜すべき」という思考に陥ってしまいます。
「〜すべき」を手放す方法は足し算思考になることです。
足し算思考とは出来ていることに目を向け、逆の引き算思考とは出来てないことに目を向けてしまっています。
子育てでは引き算思考になりがちです。出来てないことが目につき、「走らないで!」「立って食べないで!」など、注意ばかりしてしまいがちです。
しかし、出来ているところに目を向けるようにすると、「生きていてくれてありがとう」「部屋を片づけてくれてありがとう」と感謝の言葉が出てくるはずです。
「〜すべき」という口癖を「〜してくれてありがとう」という口癖にしてみてください。
イライラを手放すことができ、子ども自身にも自己肯定感や自尊感情が生まれてきます。
3.自分を大切にする
自分を大切にすることで子どもに対しても、優しく接することができます。
とはいえ、子育てに余裕がないのは確かです。
自分の時間なんてほとんどないのが子育ての現状ですよね。
しかし、実はやらなくていいことで自分の時間を使っている可能性もあります。
例えば以下のようなことは不要だと私は感じています。
- SNSを見ること
- 毎日掃除機をかける
- 毎晩ご飯をしっかりと作る
手を抜く部分を決めておくと、自分の自由な時間ができ心に余裕が生まれます。
時間がなく大変ですが、手を抜く部分を決め、空いた時間を自分に使ってみてください。
びっくりするくらい子どもにイライラしないようになります。
イライラして怒りそうになったときの対処法3ステップ
ついカッと怒ってしまいそうになった時の対処法を以下の3ステップで紹介します
1.深呼吸をする
2.怒りに点数をつける
3.自分に質問する
即効性があるのでぜひ参考にしてみてください。
1.深呼吸をする
6秒間深呼吸をしてみてください。
怒りを抑える理性の感情が6秒で到達するためです。
例えば、イライラして大声を出しそうになった時は、まず目をつむり、「吸って~吐いて〜」と心の中で言いながら、呼吸に意識を向けます。
吸う・吐くということに意識を向けることで、思考が切り替わるからです。
これは瞑想の一つであり、脳をリラックスさせる効果があります。
大声で怒鳴りそうになったら、6秒間深呼吸を試してみてください。
2.怒りに点数をつける
今の怒りについて点数をつけて分析しましょう。
分析することで冷静さを取り戻します。
怒るということは、思考停止をしている状態です。そこで、今は何点だろう?と考えることで、思考が開始して冷静さを取り戻すことができます。
怒りの点数のつけ方は以下の3ステップです
1.人生最大の怒りを考える。それを10とする。
2.落ち着いてリラックスしている時に考える。それを0とする。
3.今の怒りはどのレベル?と考える
人生最大の怒りを考えることで、今のイライラなんて大した事ないと考え、冷静さを取り戻すことができます。
過去に怒った出来事をあらかじめレベル分けしておくことで、今の怒りに点数をつけることが簡単になるので、ぜひワークをやってみてください。
3.自分に質問する
怒りの点数をつけた後は、以下のように自問自答してみてください。
「それって私の人生でそんなに大事なこと?」
「怒ったことで私や子どもの人生はいい方向に向かう?」
実はほとんどのことがそんなに大事ではないことに気がつきます。
人生という大きな枠でみると、怒っている事柄は対して重要ではないことに気が付くはずです。
ぜひ、自問自答をしてみてください。
イライラする子育てを手放し、理想の親子関係を築こう!
イライラの本当の理由は子どもがことが大好きだという愛情から来ています。
イライラは感情なので、湧き上がることは止められません。しかし、その後の行動を変えることは可能です。人間には前頭前野という理性が働く脳を備えているからです。
イライラしない人はいません。イライラしていない様に見えるだけです。
イライラしていないように見える人は、イライラを受け取らず上手に受け流したり、自分の中で論理的に考えその感情を処理しています。
今回紹介した脱却方法5ステップを何度も繰り返し行っていくうちに、イライラについて論理的に考えることができ、怒りの感情を上手にコントロールできる人になっています。
怒りで人生を無駄にしないように、自分の感情は自分で舵を切れるようコントロール方法を身につけておきましょう!